歯科医院の開業に向けて、先生ご自身が数多くの業者や企業と取引をすることになります。関わる相手に、どんな業者や人がいるのか?その例をご紹介します。
また、最後に詳しく紹介させて頂きますが、インサイトでは開業準備に伴う各種業者とのやり取りや調整など、まとめてサポートを行う「歯科業者一括デモ」も展開していますので、そちらも是非ご覧ください。
開業準備内容別!やり取りする企業や取引業者の例
それでは早速、例を紹介します。
物件、開業地選びの取引業者
- 不動産会社、仲介会社、オーナーなど
まずは物件です。物件を選定し、出店を行う一連の流れで上記のような企業と取引を行います。引っ越しや一人暮らしの経験があれば、不動産会社や仲介会社については既に馴染みがあるかもしれませんね。
特にこの開業地の立地や物件、地域の特性をしっかりと把握し、集患力のある開業立地を選定することが大切です。また、オーナーについて、特にテナント出店時に大変お世話になります。SCでは面談や顔合わせの機会もありますし、出店後は長いお付き合いが続きます。
資金関連の取引業者
- 金融機関など
資金調達を行う際、ほとんどの場合は借り入れを行います。どこに借り入れするかにもよりますが、金融機関などとのやり取りが必要になります。
融資するに足る事業計画内容かどうか、返済能力があるかどうかといったことを対面で審査されますし、また借り入れが決まれば返済が完了するまでお世話になる方々です。開業後、事業の拡大の際にもお世話になるかもしれません。融資という協力を受けた上で開業するという事をよく理解し、良好な関係を築いていきましょう。
資金関連の取引業者
- 設計会社、施工会社など
内装や看板のデザインや、実際の施工に携わる人たちです。普段中々お会いすることのない業界の方々と専門用語を交えながらお話するので、ひょっとすると戸惑うこともあるかもしれません。歯科用の大型機材の導入や間取りの仕方など、歯科医院の内装では多くのノウハウが必要です。
看板は、来患数を増やすために重要な戦略なので、歯科向けの看板タイプや特性・設置個所についても慎重に選ぶ必要があります。それぞれ、工事費用や期間も相当かかりますので、安心して任せられる歯科での実績豊かな企業にお願いしましょう。
院内設備関連の取引業者
- 機材メーカー、レセコンメーカー、材料、ディーラー、セキュリティ、技工所や技工士など
先生も既にお付き合いがある所もあるかと思いますが、材料や機材、それらをとりまとめて提供できるディーラー、技工所にも数多くの企業が存在します。
特にユニットやレントゲンなどの大型機材は高額な商品なので、選定にも手が抜けません。購入後はメンテナンスもお願いするメーカーです。取引相手と商品を見極め、自身の医院が必要とするモノを検討しましょう。
採用関連の取引業者
- 求人系会社など
歯科医師、衛生士、助手…一緒に働くスタッフは、クラスに応じた専門スキルが必要な業界になります。自分が開業する地域に、こちらが希望する勤務条件(報酬・曜日・時間・他待遇)で、必要なスキルを持った人間がすぐに働きに来てくれるかといえば、おそらくそうはいかないでしょう。
場所や勤務条件によっては、求人会社に頼むなどの工夫が必要になります。求人会社にも色々ありますが、ほとんどが人材と出会うためのセッティングを行うだけにすぎません。最終的には先生ご自身が面接をし、人材を決める必要があります。人材を集める最初の間口を広げ採用事務をスムーズに行うためにも、意思の疎通の図りやすい、実績のある担当企業を選びましょう。
届出の取引業者
- 保健所、厚生局など
開業が迫ると、厚生局や保健所の方との接触が増えます。届出や認可を受けるための内容の確認や相談をしたり、実際に書類提出をしたり、その後に歯科医院へ直接立入検査があったり・・・書面や説明には法律や国の規定などの専門用語が多く、難しく感じる事もあるかもしれません。
あくまで手続きなので、お互い所定のやりとりになるとは思いますが、スムーズに行かなくなる事もあります。医療行為を行う一歯科医、歯科医院の率いる一責任者として、責任ある対応を心がけましょう。
集客、広告、印刷物の取引業者
- デザイン印刷会社、内覧会会社、ポスティング会社、WEB会社など
多くの方が、内覧会や開業後の来院のために広告物の準備を考えていることでしょう。広告にも様々な種類がありますが、歯科医院のホームページなどは作成に時間がかかるので、開業の準備当初から色々手配しておかなければなりません。
また、医療広告規制に気をつける必要もあります。納品までのスケジュール管理がしっかりと行える、歯科業界に詳しい企業を選定しましょう。
医院経営の取引業者
- 税理士、会計士など
歯科医院を存続させるには、これらの収支のバランスがきちんと取れているかどうか、融資返済を含めた資金繰りに問題がないかどうかを定期的にチェックし、必要な策を講じる必要があります。
会計や税金対策にはかなり専門的な知識が必要なので、税理士・会計士さんに依頼すると良いでしょう。歯科医院の経営状況が全て知れてしまいますし、一緒に今後の経営を考えていくことのできるパートナーともなる存在です。信頼のおける依頼先を選びましょう。
歯科医院を開業するとなると、これだけ多くの企業と数多くのやり取りを行わなければなりません。
今回紹介したものの他にも、院内設備や医院を運営していくためのツールなど様々な取引業者がでてきます。これらの企業の選定は、先生ご自身が行います。業種ごとに様々な企業がひしめきあい、優れた商品やお得な情報をたくさん用意しています。
案内を見ているうちに、どの企業にしていいか分からなくなることも頷けます。更に企業選定時には、先生ご自身が各担当にアポをとって、個別のスケジュール調整や他企業との連携を行わなくてはなりません。
インサイトでは、これらの各社との調整や、やりとりの窓口、導入のポイント、選定のアドバイスなど、歯科医院に最適なツールやサービス導入をまとめてサポートする「歯科業者一括デモサービス」を展開しています。
詳細は下記よりご覧ください。
インサイトの『一括デモサービス』
また、開業に関するご質問やご相談がございましたら、下記よりお気軽にお問合せください。