歯科医院のホームページは、それを見た近隣の方や、遠くにお住まいでも良い専門医を探しているといった潜在患者さんが、医院に行くための重要なツールにもなります。
患者さんに、どのような医院であるのかを知ってもらい実際に来院してもらうために、どのような内容を掲載したらいいのかなどのポイントや、よく出てくる単語をご紹介します。
歯科医院のHPに必ず入れよう!掲載内容チェックポイント
歯科医院を大いにアピールできるホームページ。
しかし、いくらおしゃれでかっこいいデザインでも、患者さんの目線で考えてなければ効果は半減してしまいます。患者さんが先生の歯科医院のホームページを見る時にどんな内容が知りたいかという点に着目して、必要な項目が入っているかどうかチェックしていきましょう。
- 住所
- 電話番号
- 地図
- 診療時間
- 駐車場有無
- アクセス情報、最寄り駅の情報
- 院長、スタッフ紹介(顔写真があると○)
- 診療案内
- 医院の特徴(設備など他医院との差別化ポイント)
- 夏季や冬季などの、長期休業などの休診日を記載する新着情報
歯科医院のホームページで考えておくべきことと用語解説
掲載しておくべき項目をお伝えしましたが、その他にもポイントがいくつかあります。
スマートフォン対応
ホームページでスマートフォンでの表示に対応するには、画面のサイズから表示を切り替える方法や、何の端末を使っているかを自動的に判断してその端末に適した表示に自動的に切り替える作成方法などがあります。
- 画面サイズから自動的にサイト表示を切り替えてくれるレスポンシブ対応
- スマホ専用のサイトとURLを作る
- スマホとパソコンと同一のURLのままスマホ専用のサイト作る
それぞれメリットやデメリット、費用が異なるのでWEB制作会社に相談されてみてください。
PC用の表示がスマホでも見られるホームページは、スマホの小さい画面では表示が見切れてしまったり、文章がおかしなところで改行されたりと、見づらくなってしまっていることがあるので注意が必要です。
すでにホームページがある場合は、Googleでスマートフォンに対応出来ているか確認できるチェックツールがあるので、試してみても良いかもしれません。
患者さん目線を意識したデザインや動線
WEBサイトの話が出る際に時折「UI」「UX」という単語を耳にするかもしれません。
「UIを良くする」「UXの向上」など、説明で受けることもあるかもしれませんが、簡単に言うと「患者さんにとって、分かりやすく情報が伝わり、予約までスムーズに出来るデザインや作り」かということです。
- UI(ユーザーインターフェース:User Interface)→患者さんにとって見やすい見た目
- UX(ユーザーエクスペリエンス:User Experience)→患者さんが使いやすいWEB動線
→患者さんにとって、分かりやすく情報が伝わり、予約までスムーズに出来るデザインや作りになっているかが重要
「予約したいのに、電話番号が出てこない」「診療時間を見たいのにどこに乗っているのか分からない」なんていうことがあると、せっかくの患者さんの来院チャンスを逃してしまうかもしれません。
そんなことのないように、患者さんがどんな状況で、どんな風に医院のホームページを見ていて、何を探しているのかを考えながらホームページを見てみてください。
また、予約システムを導入されているようでしたら、見ているページからWEB予約までの動線や予約のしやすさも確認されてください。
ホームページを見つけてもらうための対策
地域に住む患者さんは、近くの歯科医院や自分の通っている歯科医院を探すときにどんな検索の仕方をしているでしょうか?
「○○(地域名) 歯医者」という語句で検索をして、ご近所の情報を集めているかもしれないですし、「歯周 歯科」といった語句で実績のある専門医を探しているかもしれません。
検索した時、患者さんは上の方に表示された歯科医院の情報からをクリックして閲覧します。
先生の歯科医院は目的の検索ワードにそって上位に表示されているでしょうか?検索順位を上げるためのSEO(検索エンジン最適化)対策もしっかり行うことが大切です。
小ネタにはなりますが、どんな検索がされているのかについてふれている記事もありますので、よろしければご覧ください。
また、使う人の設定にもよりますが、WEBの検索結果は位置情報も含めて表示されるようにもなっているので、その点もふまえてチェックされてください。
歯科医院は、地域に根差した集患が重要なので、WEB対応も地域性が重要なポイントです。
WEBで検索した際に、検索結果にGoogleMAPなどが表示されることがありますね。これらに歯科医院が出てくるようにする対策が、ローカルSEOやMEOなどと呼ばれます。対策内容としては、Googleマイビジネスに医院の情報を登録して、Google検索やマップに情報を表示されるようにするものとなります。
- SEO(検索エンジン最適化)→WEB検索結果に上位表示させる
- ローカルSEO→地域にフォーカスした検索で上位表示させる
- MEO(マップ検索エンジン最適化)→Googleマップ検索で上位表示させる
- Googleマイビジネス→検索結果やGoogleMAPに情報を表示できるようにするツール
→歯科医院を調べたいと思った時、患者さんがどう調べるかを意識して対策をとることが重要
※ローカルSEOとMEOは、表現の違いで対策内容はほぼ同一のようです。
ブログを活かした運用
ブログを運用されている歯科医院も多くあります。
ブログの運用については下記の記事でも詳しく紹介していますので、そちらをご覧ください。
WEB制作会社を選ぶ時のポイント
簡単にホームページ制作時のチェックポイントをお伝えしましたが、もし、ご自身で制作してみたいというご希望があるようでしたら、よく使われるwordpressを用いた自主制作について下記で紹介しているのでご参考になさってください。
しかし、毎日診療をしながらWEBサイトの運営を自分でしようとするととても大変です。効率的により多くの患者さんに来ていただくためには、専門家に任せるのが一番の手かもしれません。
ホームページ業者の選定方法に悩んだときは、以下の内容を比較してみてください。
- 歯科医院のホームページ制作実績
- 価格
- 制作内容
- SEOなどの対応
- 予約システムとの連動
- 修正対応
- 運用のサポート
また、この他に「先生の意図をくみ取った対応が出来るか」「専門用語ばかりでなく分かりやすく説明してくれるか」などの、コミュニケーションや対応のスピードなど、先生に合った制作会社を見つけることがポイントです。
当社で、いくつかのWEB制作会社のご紹介も可能です。もちろん、ご紹介の場合は先生のご希望に合わせて、実績のある企業を紹介しているので安心してご相談頂けます。
ご希望がございましたら下記よりお問合せください。
ホームページ制作に関するお問合せはこちら
お気軽にご相談ください。
また、WEB制作会社の他にも、集患対策や院内環境・設備など様々な企業の紹介や導入サポートを行う「歯科業者一括デモサービス」も展開しておりますので、ご検討中のものなどございましたら、お気軽にご相談ください。
インサイトの『一括デモサービス』
- 【実践解説】歯科医院でもできる!店舗型マーケティング戦略の基礎知識
- 歯科医院の集患を成功させる!MEO対策の重要性と実践方法
- 予防歯科の現状!歯科医院で出来る定期的な歯科検診を促す要因と取り組み
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- 歯科の集患で必要なこととは?見落としがちな3つの盲点
- 歯科医院の集患がうまくいかない時の3つの原因と対処法とは??
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- 歯科医院の集患・増患方法はどんなものがある?
- 歯科開業時の集患対策とは?開業後すぐにでも患者さんが集まる仕組み
- 歯科医院の留守番電話ポイント!集患につながるメッセージとは?
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- 歯科医院で今すぐできるブラックボードの活用術!
- 患者さん目線は出来ている?WEBから読み解く患者さんのギモンとロイヤルティ向上
インサイトの内覧会サービス