歯科医院の開業設備は何がある?設備リストサンプル


歯科開業設備リスト

歯科医院開業の運営に関する事業計画、それに伴う内装と資金の目途がたったら、治療に必要な器材や備品についても決めましょう。

ユニットやレントゲンなどの大型機材は、事業計画や内装の段階である程度決まってきますが、他のこまごまとした備品も揃えていかなければなりません。意外なとりこぼしがあったりするところなので、いま一度、何が必要なのかを確認しましょう。

歯科医院の場所別!設備リストサンプル

人がいるところそれぞれに、設備が必要になります。診療にまつわる設備をそろえるのはもちろん、それ以外にもスタッフや患者さんが必要とするものはたくさんあります。それぞれがどこでどのような行動をし、そのためには何が必要なのか?各目線に立って考えましょう。主な場所と物品については、以下のとおりです。

院内で人が立ち入る場所

・診療室
・受付
・待合室
・洗口コーナー
・トイレ/洗面
・バックヤード
・スタッフルーム

必要とされる物品の種別

・歯科診療機材/材料
・掃除/衛生用品
・家電製品
・文房具

それでは、今回は場所ごとに応じて考えてみます。

診療室
チェック 設備 補足
歯科ユニット
バキューム (機械室に設置)
コンプレッサー (機械室に設置)
歯科用レントゲン
歯科用CT
レーザー装置
マイクロスコープ
オートグレーブ(滅菌器)
洗浄機
超音波スケーラー
根管治療器
光照射器
印象材
トレー
歯科用薬品
殺菌水
自動注油器 ハンドピース用
口腔衛生器材 歯ブラシ、歯周病予防剤等
衛生関係 白衣、グローブ、マスク等
荷物置き 患者さん用
コートかけ・ハンガー 患者さん用

診療するには専用の器材が必要になります。ほかにも、オートクレーブや衛生まわりのものも必要になります。治療方針や医院コンセプトに合わせて選定しましょう。診療は患者さんが受けるものです。患者さんが必要とするものも意識しましょう。

患者さん管理
チェック 設備 補足
レセプトコンピューター モニター、PC含む

レセプトコンピューターは、例えば操作性の高いもの、患者さん情報を豊富に蓄積できるもの、新規指導に強いものなど様々。一度決めたら長い期間毎日使うものなので、各社の商品を比較し、しっかり選定されると良いかと思います。

受付
チェック 設備 補足
電話機/FAX
レジスター レジ、電卓
コピー機
受付椅子
カレンダー 壁掛け、卓上
予約管理用品 アポイント帳、ペン、ペン立て
ゴミ箱

歯科診療のフロント部分です。スタッフが効率的に動けるように設備を整えることで、患者さんも安心して治療を受けられます。場合によっては、診察券入れや当日のカルテ入れ、パンフレットの置き場なども作る必要があります。

内装設計によっては患者さんからも見える場所になっていることがあります。カルテやアポ帳などが患者側から見えて個人情報の流出にもつながる可能性もありますので常に整理整頓を心掛けておきましょう。

待合室
チェック 設備 補足
待合用イス
下駄箱
傘立て
壁掛け時計
ゴミ箱
スリッパ
患者さん用の待合用品 テレビ、ウォーターサーバー、雑誌等
空間演出用品 観葉植物、ウォールグリーン、アロマ、加湿器等
キッズコーナー用品 おもちゃ、ぬいぐるみ等

診療時間を別として、患者さんが一番長く過ごす場所です。状況によって長くお待たせする場合もあるので、なるべくリラックスでき居心地よく過ごせるように気を配りましょう。
雑誌の選定も院長の趣味の本を並べるのではなく来院される患者層に合わせておくようにしましょう。雨の日には濡れた服などを拭けるようなタオルを用意しておくことも心配りの1つの方法です。

洗口コーナー
チェック 設備 補足
ペーパータオル
紙コップ
ゴミ箱

治療に向かう前に、患者さんが立ち寄る場所です。口内を人に見せる時は、なるべくきれいにしておいた方が安心ですよね。マウスウォッシュ、歯間ブラシなどのサンプル品の設置や販売用の歯ブラシや歯磨き粉をディスプレイする医院などもよくみかけますね。

トイレ、洗面
チェック 設備 補足
トイレ用品 トイレットペーパー、ハンドソープ、芳香剤等
スリッパ
ペーパータオル
ゴミ箱
掃除用具 クリーナー、洗浄剤、ブラシ等

医療機関である為、トイレや洗面コーナーは常に衛生的にしておく必要があります。常に清潔であるように定期的にチェックする体制が必要です。ペーパータオルは直接洗面台に置くとペーパータオル自体が濡れてしまう確率が高いのでBOXに入れて壁付けにするなどの工夫が必要になります。場所によっては保健所からの指導も入るケースがあります。

バックヤード
チェック 設備 補足
カルテ棚
スタッフ用机・椅子
他スタッフルーム用品 救急セット等
掃除用品 ゴミ袋、雑巾、ほうき等

医師法 第二十四条によればカルテ保管期限は5年間です。きちんと管理できるようにバックヤードも整備しておきましょう。
また、一緒に働くスタッフの休憩・準備室も必要になります。場合によってはロッカーを用意するなど、プライバシーやセキュリティにも配慮が必要でしょう。

今回は医療機器だけでなく、患者さんへの配慮を含めた各種設備をまとめました。
治療だけでなく、患者さんへの配慮した設備を充実させていくことで、患者さんにとって居心地のいい空間を作ることができ、長年通ってもらえるようになります。また、評判を聞いた新たな患者さんの呼び込みにもつながります。

しかし、こだわりを追及し、理想の物を全て集めようとすると、相当な費用が掛かってしまいますので、必要なものかどうかを判断して追加購入をしていくなど、無理のない検討をしていきましょう。

機材の購入に関しては、インサイトの開業サポートでも詳しくご紹介しています。お気軽にお問合せください。

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