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歯科医院のキッズスペース!キッズスペースを作る時のポイントと注意点

歯科医院のキッズスペースを作る時のポイントと注意点
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医院のなかにキッズスペースやキッズルームなど、小さなお子さんが待っている間に遊べるスペースを設けている医院がほとんどと言っていいほど増えています。今回はそのキッズスペースを設ける際のポイントや注意点などを紹介します。

そもそも歯科医院のキッズスペースはなぜ必要なのか?

キッズスペースとは、一般的にキッズコーナーやチャイルドスペース、キッズルームなどと呼ばれる小さなお子さんが遊べる遊び場を指します。

キッズスペースは、顧客満足度を高めリピーターへつなげられることから、様々な場所で見かけるようになりました。歯科医院も同様で、キッズスペースを設けることで以下のようなメリットがあり、多く広まりました。

  • 保護者の方の通院利便性の確保
  • 小さなお子さんの歯科医院への抵抗感軽減
  • 待合室の環境すみ分け
  • リコール率向上

キッズルームを設ける1番のポイントは、保護者の方の通院利便性の確保です。保護者の方が「定期的に歯科医院に通ってクリーニングしてほしいなぁ」と考えていても、小さなお子さんがいると歯科医院に一緒に行っても子どもが待っていられる場所がなくて・・・と足が遠のいてしまいがちです。

そんな時に、キッズルームがあり、お子さんが一人でも待っていることができると保護者の方としては安心して治療を受けることができますよね。

また、キッズルームは様々な相乗効果があります。上記に記した様に、保護者が通いやすいというだけでなく、お子さんが喜んで通ってくれる可能性も高まります。

子どもの多くは、歯医者さん好きですか?と聞くと『歯医者さんへは行きたくない』という子が高い比率で見受けられます。これは多くは予防接種などで『クリニック=怖い、痛い』という先入観が働く事が大きいと思います。

キッズルームがあると、まずクリニック入った時に子どもは、待合室では短時間でもリラックス気持ちで待てるし、何より楽しいと思えると空間と時間を体験できます。これが大きな通院モチベーションになりますね。

小さいうちから歯科医院に通院していれば、治療がなく、クリーニングを定期的に行っていれば痛くないですし怖くないです。子どもとしては、楽しく通院出来る場所と考えることができる様になります。結果、予防歯科を親子で共有することができるのでクリニックのリコール率が高まります。

歯科医院のキッズスペース設置の注意点とポイント

キッズスペースを歯科医院に設ける際には、いくつかの注意が必要です。

設置スペース

待合室に新たなスペースを設けることになります。スペースを考える際は、何才くらいまでのお子さんが何人位いられる空間にするかを考える必要があります。あまりに小スペースで儲けてしまうとサービス認識されず、患者さん同士のキッズスペースがあって通いやすいという口コミは起きにくいかもしれません。

定期的なメンテナンス

キッズスペース内はお子さん毎日遊ぶ場です。遊具や設備は日々消耗してしまう為、定期的に遊具の買換え、壁紙などの張替えが必要になります。

事故等のトラブル注意

キッズスペースの設置で、起こりやすいトラブルがありますのでご注意下さい。よくあるトラブルと対策を紹介しますので参考にしてみてください。

電源コンセント

誤って指や遊具をコンセントに入れようとして感電などしたら大変です。電源コンセントは子どもの手が届かないところ、見えないところに設置しましょう。

設置物件

テレビやモニター、棚などは子どもが転倒などした際に危なくないかチェックしましょう。角や、割れそうなものがあり、転倒して大きな怪我をしてしまったなどは、安全管理義務を欠いていると患者さん側と大きなトラブルに繋がりかねませんのでご注意して下さい。

設置場所

スペースをどこに設けるか悩ましい所ですね。可能であれば、医院の外からキッズスペースを見えるようにして訴求効果を狙いたいところです。しかし、出入口が近いとお子さんが誤って外に出てしまう可能性があるので、自動ドアの内側をタッチセンサーにする。もしくは、キッズスペースに安全柵となるモノを設けるなどが必要になります。

最近では、医院の動線を考える際に、受付からキッズスペースを視認できるような工夫や、受付から待合室・キッズスペースへ素早く移動できる様に設計される方や、WEBカメラなどを設置し診療中の親御さんにお子さんの様子を確認いただける様にするクリニックもあります。

キッズスペースの設置には、上記の例の様な、お子さんへの安全性へ確保と保護者への安心感の配慮が大切なポイントになります。

インサイトでご開業された医院でも、様々なキッズスペースを設けていらっしゃる医院様があります。例えば、待合室にプレイルームの様に広いスペースを設けて、走り回って遊べるような施設や、ファミリー用の特診室を設けて、その小部屋を空けるとキッズスペースへの滑り台になっている医院や、キッズルームを小部屋の様に演出し、子どもの秘密基地の様な演出をされるクリニックもあります。

インサイトでご開業された医院様は「歯科医院開業事例」で写真付きでご覧いただけます。

今では、当たり前になってきたとも言える歯科医院のキッズスペースですが、様々なポイントがありましたね。また、ちょっとした工夫で他の医院との差別化も可能ですので、是非しっかりと考えてみてはいかがでしょうか?

小さなお子さんが楽しめるという点では、キッズコーナーとあわせて、ガチャガチャを設置する医院も多くあります。歯科医院でガチャガチャを設置するポイントについては、以下のトピックスで紹介しています。

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今回は、キッズスペースについて紹介しましたが、他にも歯科医院の内装のあれこれなどを、歯科開業コンサルティングのノウハウや事例を基に紹介していますので、あわせてご覧ください。

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