残念ながら歯科医院に空き巣が入る確立は非常に高く、歯科を専門とした外国人窃盗団も現れているようです。そこで今回は、歯科医院の泥棒対策についてお話します。
歯科医院の泥棒対策
基本的な泥棒対策としては、入られても被害を最小限に抑える状況にしておくことが大切です。
もちろん、警備会社との契約で侵入時に警報がなる仕組みにしておくのは最低限必要ですが、最近の窃盗団は警備会社が駆けつける前に仕事(?)を終えてしまうので、現実には被害を防ぐことは難しいケースも多く、それと、同じ賊が何回も同じ医院に侵入するというケースも増えています。
そこで、被害を最小限に抑えるために次のような対応をしておくと良いでしょう。
- 窓口現金の入ったレジは、鍵をかけず札が見える状態にしておく
- ノート型パソコンは、別の場所に保管するようにする
窓口のレジに、相応のお金があれば、窃盗団はそれを獲物として引き上げていく可能性が高くなります。しかし、レジが開かないようだと、レジを壊されるばかりか、あてつけに医療機器類を壊されかねないので、そのほうが被害が甚大になります。
そこで「どうぞお取り下さい」といわんばかりに、レジを開けておくのです。また、レジに入れておく金額は翌日の釣り銭分のみにし、当日の売上分は必ず夜間金庫に入れるか、院長がもちかえるようにします。
こうすることで、レジ関係の被害を最小限度に抑えることが出来ます。また、パソコンが狙われるのは、中古として換金が簡単だからです。
実際に盗まれた場合には、個人情報の漏洩のほか、医院で使用するデータが数多く入っているので、買いなおす金額よりデータ紛失による被害の方が大きくなります。
できれば、自宅に持ち帰るのが一番ですが、無理なら別の場所に保管するべきです。
いずれにしても「泥棒には入られるもの」という前提でいなければなりません。そして、被害が出たときのことを考えて必ず盗難保険または、住宅総合保険に入っておくようにしましょう。
ただし、盗難保険だけでは、窃盗団が火をつけて逃げた場合の損害は担保されないので、ご自身の保険の内容をよく注意してご確認ください。
そのほか、いったん窃盗に会うと、スタッフ間に動揺が走ることを忘れてはいけません。昼食時にもスタッフ1名が電話番として医院に残るケースの医院もあるかもしれませんが、そのような状況がないように配慮してあげる必要があるでしょう。
今回は、歯科医院の泥棒対策として被害を最小限に抑える方法の紹介でしたが、一番は泥棒に狙われない様に、しっかりとセキュリティを導入することです。
実際に泥棒に入られてしまった場合は、警備が駆けつける前に被害にあってしまうとお話ししましたが、セキュリティなどの防犯システムは泥棒対策の抑止力や被害後の手がかりとしても有効です。
近年多くの歯科医院がセキュリティを導入していますが、もしまだセキュリティや保険などを導入されていない医院や見直しを検討されている医院は、インサイトの歯科業者一括デモサービスやフォームよりお問合せ頂ければ、対応企業のご紹介も可能ですので、お気軽にお問合せください。
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