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住宅地で歯科医院開業を成功させる為の5つのポイント

住宅地で歯科医院開業を成功させる為の5つのポイント
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5つのタイプ別にみた歯科開業地の特徴と売上目安」で様々な開業地タイプについて解説しましたが、その中でも「家の近くにあるクリニックに行こう」という訴求力を持つのは、住宅地型開業の歯科医院が一番です。

今回は、住宅地での開業で成功する為のポイントを解説していきます。

住宅地型の歯科医院の診療スタイルとは

歯科開業場所タイプ別にみた運営・診療スタイルの傾向と売上目安」でも紹介している通り、住宅地タイプで開業する場合、患者層はファミリー層が中心となります。代表的な導入機材や売上の目安などは、下記の記事で紹介しているのであわせてご覧ください。

住宅地型の開業を成功に導くポイント

医院経営の基となる事業構想と計画を考えておく

住宅地型は保険診療が中心の診療スタイルですが、小児歯科に力を入れたい、将来的に矯正やインプラントなどの自費診療にも力を入れていきたい、現在の医院または医院拡張・分院展開するなどの構想をあらかじめ考えておきましょう。

その内容を基に事業計画を作成し、この後進めていく導入機材や内装プランなどの予算感を決めていきます。詳細まで落とし込んだ事業計画は開業準備中に作成していけば問題はありませんが、大体の構想が決まっていれば、自分の中の判断基準を持って準備を進めていくことができるので、事前に考えておく事が重要です。

住宅地型の立地選定と物件を決める時のポイント

住宅地型であっても、基本的な立地選定のポイントは同じです。地域の方が通いやすく、歯科医院を認知してもらいやすい日常的に使う動線上にある事が大切です。

他にも、開業場所や周囲の人口構成を確認し、どのような患者層になるのかなど、ご自身が診ていきたい診療内容と地域の特性がマッチしているかどうかを確認していきましょう。

また、将来的に特に力をいれたい診療がある場合は、予め地域のニーズや開発計画・将来の人口予測などを考えながら周辺リサーチを入念に行いましょう。

住宅地型の機材や設備導入のポイント

グレードの高い滅菌器、口腔外バキューム、業務用空気清浄システムなどの衛生管理の設備導入の検討や、レーザーなどによる無痛治療を地域の方にPRするのも一つの方法です。機材を導入した際には、ホームページやパンフレットを通じて分かりやすく案内しておくと、地域の方々も安心してクリニックに通いやすくなります。

坪数に応じた間取りや機材導入については「坪数別医院配置例とポイント」で詳しく触れていますが、最初に考えた事業構想や事業計画を確認しながら、資金計画の状況にあわせて導入を検討していきましょう。資金が足りない場合、ユニットについては計画の全台数を一気に揃えるのではなく、経営安定後に増設を検討するという手段もあります。開業資金・事業計画に応じ、自分の経営方針に合った適切なプランニングを心がけましょう。

「何から導入していけばいいのか悩む」などございましたら、歯科開業や経営に必要な設備や業者の話をまとめて聞けるインサイトの一括デモサービスをご利用ください。選定時のアドバイスも含め、各社との調整も対応させて頂いております。

住宅地型の内装や外観のポイント

地域の環境にもよりますが、各特性のファミリー層に受け入れられやすいデザインが多い傾向にあります。歯科開業トピックスでもファミリー層向けをコンセプトにしたデザイン事例を紹介しているので、ご参考にして下さい。

他にも、入りやすい入口・1階・ガラスファサード・周辺地域の雰囲気に合った色合い・どの様な医院なのか分かりやすい看板・親しみを持って貰えるなどが成功へのキーワードです。

住宅地型の集患のポイント

住宅地型では、他の立地タイプと比べても、地域の方同士の口コミも発生しやすい環境なので、可能な限り開業時の内覧会開催をお勧めします。クリニックは一般の方から閉鎖的な印象を持たれやすいので、まずは医院を知ってもらい、実際に院内を見て親近感や安心感をもってもらうことで集患につなげていきます。

患者層に若い家族の方が多い場合はまだ子供も小さく、大人も子供も一家そろっての通院に発展するケースが多くなります。そういった患者層の情報ツールとしては口コミやSNSなどが中心になる事が多いので、まずはホームページ・パンフレットやSNSなどを活用し、医院を身近に感じて貰えるような発信をしていくのも良いでしょう。

診療内容や患者さんの層にあわせた歯科医院を

ここまで、住宅地型開業を成功へ導くポイントを紹介しましたが、一口に住宅地型と言っても、地域の患者さんの層によって特性は様々です。分かりやすい例としては、年齢層に偏りなく2人以上の世帯が多い場合もあれば、子供が多い、老年人口が多い、高所得者が多いなどがあげられます。

他にも、力を入れていきたい診療などによってプランニングも異なります。

住宅地型は保険診療がメインとなるので、一般歯科や保険以外でも力を入れたい診療がある場合は、まずは保険診療で医院経営を安定させ、その後、矯正やインプラントなどの自費診療や高齢者向けの口腔ケアや訪問診療などに拡大していく事業構想を考え、地域の特性に合った開業場所選びをしていきましょう。

住宅地型開業の中でも環境に応じて様々な特性があり、それぞれに応じた調整や対応が必要になりますが、当社で開業を支援させて頂いたクリニックの多くは、地域住民の方に愛される地域密着型の医院として成長されています。

当社でも歯科向けにスクリーニングした住宅地型の物件のご紹介を行っております。診療スタイルやおおまかな場所など、開業のご希望に応じたご紹介も承っておりますので、お気軽にお問合せ下さい。

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