歯科医院経営講座⇒泥棒に入られないようにするには


歯科医院の経営・マネイジメントの事例を交えたケーススタディを紹介します。歯科医院経営事例シリーズをまとめて読みたい方はタグの「歯科医院経営講座」をクリックしてください。
○院長、こんなときどうしますか?~泥棒に入られないようにするには~

<ケース>
開業1年目のインサイト歯科クリニックは、1階で商店街に面しています。表はおしゃれな全面ガラス張りで、一見すると美容室のようなイメージの歯科医院です。

ある日、スタッフが出社すると院内が荒らされていて昨日の診療後に泥棒が入っていたようです。よく見ると、裏のトイレの窓をこじ開けてられています。

警察に連絡をとり、盗まれたものをチェックしたら、ノート型パソコン、両替用の窓口現金がなくなっていました。被害総額は、20万円程度ですが、院長はこれを機に泥棒対策をしようと考えました。

さてどのようにしたらよいのでしょうか?

○歯科医院の泥棒対策

歯科医院の泥棒対策

残念ながら歯科医院に空き巣が入る確立は非常に高いです。
歯科を専門とした外国人窃盗団も現れていようです。

基本的な対策としては、入られても良い状況にしておくことが大切です。

もちろん、警備会社との契約で侵入時に警報がなる仕組みにしておくのは最低限必要ですが、最近の窃盗団は警備会社が駆けつける前に仕事(?)を終えてしまうので、現実には被害を防ぐことは難しいケースも多く、それと、同じ賊が何回も同じ医院に侵入するというケースも増えています。

そこで、

1.窓口現金の入ったレジは、鍵をかけず札が見える状態にしておく 

2.ノート型パソコンは、別の場所に保管するようにする

などの対応をしておくと良いでしょう。

窓口のレジに、相応のお金があれば、窃盗団はそれを獲物として引き上げていく可能性が高くなります。しかし、レジが開かないようだと、レジを壊されるばかりか、あてつけに医療機器類を壊されかねないので、そのほうが被害が甚大になります。

そこで、「どうぞお取り下さい」といわんばかりに、レジを開けておくのです。また、レジに入れておく金額は翌日の釣り銭分のみにし、当日の売上分は必ず夜間金庫に入れるか、院長がもちかえるようにします。

こうすることで、レジ関係の被害を最小限度に抑えることが出来ます。
また、パソコンが狙われるのは、中古として換金が簡単だからです。

実際に盗まれた場合には、個人情報の漏洩のほか、医院で使用するデータが数多く入っているので、買いなおす金額よりデータ紛失による被害の方が大きくなります。

できれば、自宅に持ち帰るのが一番だが、無理なら別の場所に保管するべきです。

いずれにしても、「泥棒には入られるもの」という前提でいなければなりません。そして、被害が出たときのことを考えて必ず盗難保険または、住宅総合保険に入っておくようにしましょう。

ただし、盗難保険だけでは、窃盗団が火をつけて逃げた場合の損害は担保されないので、ご注意を。

そのほか、いったん窃盗に会うと、スタッフ間に動揺が走ることを忘れてはいけません。昼食時にもスタッフ1名が電話番として医院に残るケースの医院もあるかもしれませんが、そのような状況がないように配慮してあげる必要があるでしょう。