開業地の物件・立地

テナント別比較!歯科開業物件の特徴とメリット・デメリット

歯科物件の特徴とメリット・デメリットをテナント別に紹介
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歯科医院の開業で、ここ近年一番多い開業タイプが「テナント開業」です。

テナント開業と一口にいっても、さまざまな種類があります。今回は数多くあるテナントの種別の中でも、主だったものをタイプ別に分け、それぞれのメリットとデメリットを紹介していきます。

テナント種類:コンビニ跡地

一面が大きなガラス張りなど、来場者にとって明るく入りやすい間口が特徴です。

また、建物の形が複雑にいりくんでおらず30坪~50坪と広くスペースが取れる事、室内に間仕切りもないので内装のレイアウトが自由に組み易い物件となります。院内動線を考えたユニットの配置など、歯科専用の内装工事を有利に進めることができるでしょう。

周囲に駐車場が配備されていることが多く、駐車スペースの心配をする必要はほぼありません。

空調など新設しているケースもありそのまま使用できる場合は初期コストがおさえられますが、一方、前のお店の撤退理由や土地の貸借権がどうなっているかなど、物件の事前調査がかかせません。契約にはかなりの慎重さが求められます。

コンビニ跡地での歯科医院開業については下記で詳しく紹介しています。

テナント種類:飲食店跡地

大手チェーン店の跡地などは人の目にとまりやすい立地に建てられていることが多く集患に繋がる優良物件の可能性が高い物件となります。給排水や空調などの設備が揃っている場合が多いです。もとの建物の設備が利用できるのであれば、内装コストの削減も見込めるでしょう。

ただし、以前出店していたお店のコンセプトよって、集客の客層が変わってきます。

たとえば、前に入っていた店舗がランチやカフェがメインのお店などだった場合には、「昼間人口」の多い地域がターゲットとなり、日中の集客が見込める商業施設や学校などが実際に近くにあるなど…開業する医院の、診療時間やコンセプトに合わせた場所の選定が必要になります。

テナント種類:新築・建て貸しテナント

この地域で開業したいけどテナントが無い、などの場合には建築会社等に依頼し地主と交渉をしてテナントを建ててもらう開業方法もあります。

建築計画前のテナントであれば希望の広さやレイアウトでの開業が可能になる場合があります。場合によっては一戸建てで駐車場付きでの新規テナント開業も夢ではありません。

ただし、建築申請の許可などで開業日が遅れたり、計画そのものが途中で中止となるリスクもあります。また、建物オーナーから多額の建設協力金を求められるケースが多いので開業計画に無理が無いか慎重に進めることが必要となります。

テナント種類:医療モール

複数の医院と一緒に開業するので、一等地での開業がしやすくなります。また単体で開業する場合とは違い、他科目の診療を受けにいらした方も自分の医院の患者様になっていただけることがほとんどです。医院としての認知性が高まるでしょう。

他科目の医院と連携することで高度な医療を提供することができますが、同時に、他医院の院長先生と医療のあり方などについてなどの意識のすりあわせが欠かせません。

運営についての計画をきっちりと立て、他医院との間に入ってくれる事務長的な役割をになう人材を配置するなど、それなりの対策をたてていきましょう。

テナント種類:ショッピングセンター/複合施設

広大な駐車スペースや物販店が用意されているので、たくさんのお客さまがいらっしゃいます。また、待ち時間に買い物をすることもできるので、患者さんも気軽に診療を受けに来ることができるでしょう。高確率で多く集患できる物件だということは間違いないでしょう。

ただし、SC(ショッピングセンター)内で奥まった位置に配置され人目につかないテナントなってしまうこともありますので要注意となります。

また、新築案件のSCなどは施設側とテナント側での工事区分や工事負担分をしっかりと把握しておく必要があります。場合によっては高額な工事負担分が請求される場合があります。

テナントの間取りや面積には制約があり、新たなユニットやスタッフルームなどといった設備を増やしたい時には要望に応じるのが難しいケースが多々あります。また、医院で働くスタッフの入退室管理や、医院のお休みも、施設側の取り決めに合わせる必要がでてきます。

ショッピングセンターでの開業については下記で詳しくお話しています。

テナント以外での開業

テナントでの歯科医院の新規開業のポイントを紹介してきましたが、テナント以外で開業する方法としては、土地を購入し建物を建てて開業する方法があります。またテナント開業であっても、居抜き開業の場合は、別の注意点もあります。

それぞれ別記事で紹介していますのであわせてご覧ください。

それぞれのテナントの種類別のメリット・デメリットについて、いかがでしたでしょうか?

これらはほんの一例にすぎません。このほか、医院の場所が地域住民の方の生活導線上にあるかどうかが物件選定に重要になります。

具体的にどのような場所を選定したらよいのか、詳細はインサイトのセミナーでご説明しております。ぜひご参加いただき、さまざまなタイプのテナント開業に携わってきた講師の話を直接きいていただけければと思います。

また、早期安定が図れる歯科医院におすすめの物件をWEBでもご紹介しています。

一般非公開物件など、WEBに掲載していない物件情報も数多く取扱いがございます。物件を探しているなど、お問合せ頂ければ、ビジョンや条件にマッチした物件情報を紹介いたしますので、お気軽にお問合せください。

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