フリーランスで働く歯科医師!歯科におけるフリーランスの働き方とは


フリーランスで働く歯科医師?歯科におけるフリーランスの働き方とは

一昔前とは違い、今は多様な働き方が認められるようになってきました。フリーランスという働き方もその内の一つです。フリーランスとひとくくりに言っても実態は様々なので、ここでは、特定の医院で常勤として勤務せずに働いている方として考えていきます。

フリーランス歯科医師の実態

フリーランスの歯科医師についてはそれだけに絞った全国規模の統計が無いので、厚生労働省が行っている「賃金構造基本統計調査」と「医師・歯科医師・薬剤師調査」を参考に実態を考えてみましょう。

働き方別の歯科医師数推移

歯科医師の働き方の移り変わり

上のグラフは、賃金構造基本統計調査から歯科医師の短時間労働者・一般労働者数の10年の変遷をまとめたものです。昔は一般労働者の方が多かったですが2015年以降は殆ど変わりなく、直近2018年では短時間労働者8340人、一般労働者7250人と、むしろ短時間労働者の方が多い年も見受けられるようになりました。

働き方別の賃金、労働時間

歯科医師の年収と労働時間

1人・1施設当たりの年収を見比べてみると、この10年の短時間労働者の平均は247万円、一般労働者の平均は722万円になっています。こう見ると、一般労働者の方が雇用条件がいいのでは、と思われるかもしれませんが、実際はそう単純な問題ではありません。

月の労働時間を見ると、一般労働者が160~175時間程度なのに対し、短時間労働者は40~50時間程度とおよそ4分の1の時間になっています。年収は3倍の開きだったので、統計の上では短時間労働者の方が効率の良い稼ぎ方ができているといえます。

歯科医師の勤務形態別1時間あたりの給与単価

実際に時間単価を計算してみると、短時間労働者の平均が4,769円、一般労働者の平均は3,301円となり、短時間労働の方が統計上は歩合が良い事が裏付けられました。直近2018年では、短時間労働者6,213円、一般労働者3,835円と2000円以上の開きが出ています。

もちろん、非常勤や短時間労働者の中には、自身の収入と付加価値や技術向上を求めフリーランスの形態をとっている方や、自身のライフバランスを考えてフリーランスの形態をとっている方など、様々ですが、そういった要素を内包しても一般労働者上回る時間単価となっています。

2016年の非常勤歯科医師の数

平成28年度版の「医師・歯科医師・薬剤師調査」から2016年時点での診療科目別の非常勤の人数は、次の通りになっています。

非常勤歯科医師の割合

非常勤歯科医師の年次推移がないので、どれだけ増えているのかの比較ができませんが、非常勤の歯科医師割合としては、全体では10%となっており、診療科目によってばらつきが出ていますね。そもそもの総数が違いますが、やはり、より専門的な診療科目に非常勤の勤務形態をとられている方が割合的に多くなっています。

また、若いうちにフリーランスや非常勤で複数医院に勤務し、経験と実績をつみ、ゆくゆくはご自身で開業したいという方のお話しも伺います。特に近年だと、矯正での開業のご相談を伺うようになりました。矯正専門で開業する場合、一般歯科の開業と考え方が大きく異なります。詳しくは、別のトピックスで紹介しているので、ご覧ください。

矯正専門の歯科医院を開業する時のポイントと3つの注意事項

ピンポイントに対象を絞った統計が多くないので、参考に留まりましたが、歯科業界の中でもフリーランスの活躍の場が増えているという、ある程度の実態はつかめたのではないでしょうか?

生活の都合で余儀なくフリーランスになった方もいれば、技術的に難しい治療の研鑽を積み、専門性を深めてスペシャリストとして活躍したいという思いでフリーランスを志し、理想を実践している方も多いかと思います。

フリーランスであれば時間の限り色々な医院で働く事ができるので、勤務医ほど勤務時間や人間関係に縛られる事がありません。また、技術に応じてコストパフォーマンスの良い働き方ができるので、働き方次第では収益が良くなることや、たくさんの症例に触れられるのがメリットでしょう。

しかし、フリーランスとして働くには良くも悪くも自分の体が資本になります。休めばその分収入がなくなりますし、勤務医と違って確定申告や福利厚生を雇用先に担ってもらえない分、自分で煩雑な手続きをしなくてはならないというデメリットがあります。

こうしたデメリット面を踏まえ将来を考えた時、フリーランスという働き方を生涯続けるのは難しいと感じていたら、開業をすべきかどうか悩む事もあるでしょう。

そういった時には、どの道を選ぶにせよ、その稼ぎで引退後の生計を立てられるかどうかがポイントになります。フリーランスとして働き続けた場合の生涯収入と、医院を経営して経営の収益で生涯収入を考えた時と、どちらが自分のライフプランとして理想的なのか、それぞれのライフプランをシミュレーションしてみましょう。

【参考】勤務医か開業医か?いつが開業にベストなタイミングなのか

フリーランスという働き方は体力が資本になるので、若い内しかできない働き方かもしれません。それならば経営に投じて開業し、後進を育てマネジメントで息の長い収益を得るようにしておくのも一つの道です。

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