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物件が多い時期っていつ?歯科向け物件探しのおすすめ時期はいつなのか?

物件が多い時期っていつ?歯科向け物件探しのおすすめ時期はいつなのか?
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開業しようと思ってまず始めるのが、物件探しです。

歯科医院を開業するとなると多大な費用がかかります。手間暇をかけて物件を探すのであれば「良い物件が多い時期に探したい」「費用を抑えられる時期があるならその時期に物件を決めたい」など思うのが常ですね。

よく引っ越しなどでは、シーズンにより物件の量やかかる費用が変わるというのは耳にします。しかし、同じ「物件探し」とはいうものの、住居と店舗・事業用の物件では、目的と探し方が大きく異なります。

住居の場合だと、物件が多い時期は一般的に引っ越しが多い時期等に合わせて物件が増えたりしますが、事業用のテナントの場合は「この時期に物件が多い」とは言い切れません。

一概に多くなるとは言い切れませんが、事業用テナントがよく動く時期としては、決算期がポイントです。

既存テナントが退店など決算期のタイミングで判断をすることや、決算期前に物件を決めて不動産会社の売上を伸ばしたいなど、様々な動きが出やすくなります。

国税庁の決算期月別法人数(2018/11/28日現在)で確認してみると、日本の企業の多くは3月を決算期としています。次に多いのが9月・12月・6月のようになっています。つまり、不動産を所有する企業はなるべく決算期までに売り上げるもしくは清算したいため、この時期に物件の動きがでやすいと考えられます。

決算月 税務統計速報 2018年11月28日現在

しかし、先ほども少しふれましたが、事業用物件は居住物件とは異なり、1年の内に物件数が大幅に増減するということが、あまりありません。物件を探す際はこの時期にとらわれず、ご自身のベストなタイミングでご開業が出来るように進めていくことが大切です。

また、年間を通してではありませんが、経済に大きな影響を及ぼすイベントや施策があると建物が多く建てられ、物件が増えやすい傾向にあります。

2020年の東京オリンピックが分かりやすい例です。ご存知の通り、現在オリンピックに向けて関連施設、ホテルや商業施設の開発を中心に非常に建築が活発となり経済を牽引しています。少子高齢化・地方の過疎化などによる首都圏の人口集中に向けた住宅建築・昭和初期から整備された旧商業施設の立替・インフラの設備老朽化に伴うリニューアル工事など、いたる所で開発や修繕工事が進んでいます。

このように、経済に大きな影響があるイベントや施策があると、その影響で経済が活性化され物件数が増えることがあります。

しかし、物件が増える場合にはデメリットもあります。

今回のケースですと、建築費があげられます。東日本大震災や国土強靭化計画から上がり始めた建築費は、オリンピックに向けた需要の増加で、鉄骨などの材料費の不足・人員不足などの理由から高騰しています。

建築費高騰は、当然にして投資額が上がるため、建物の所有者(オーナー)の投資回収へ影響が出ます。そのため、建物所有者は、一定期間で投資回収を出来るよう試算するとテナントの賃料を上げざるをえません。つまり、テナントの入居者へも大きな影響がでてくるのです。

その他に、不動産流通市場に大きな影響がでると言われているのが、2022年問題です。2022年に生産緑地の8割が指定解除となります。これにより、営農義務が解除され、都市部にある生産緑地が一斉に市場に出てくる可能性があります。

この時期に国の新たな政策が出なければ、今農地となっている場所でもテナントや賃貸物件などとして建物が建てられ、物件の数は増えてくるかもしれません。

しかし、物件数が増えたとしても、集患できる物件も比例して増えるとは限りません。

先ほども触れた通り、市場に出回る物件の多さの時期で物件を探すのではなく、ご自身のご開業のタイミングで、物件情報を取得し、他業種にも競り負けないよう交渉を進めていくことが大切です。

さらに、数多い物件の中から、集患できる良い立地の物件は、歯科に限らずどの業種からも人気の物件となります。物件の探し方には様々な方法がありますが、他業種に競り負けないためには、一般に流通する前に物件情報を取得するのも1つの手です。

一般に流通する前の物件情報の取得方法は、いろいろな不動産会社やオーナーに聞きに行く方法などがありますが、自分の足だけで情報収集するには手間も費用もかかってしまします。

インサイトにお声がけ頂ければ、物件の専門担当がおりますので、一般に流通していない物件情報だけでなく、数多くある物件の中から歯科医院におすすめの物件を紹介いたします。

公開可能な物件の一部はWEBでも掲載していますので、是非ご覧ください。また会員登録頂くと、物件の診療圏分析レポートもご覧いただけます。

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