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【歯科医院の開業物件】内見時に見ておくべき4つの建物チェックポイント!

歯科医院の開業物件内見で見ておくべきポイント
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歯科医院の開業場所としてさまざまな物件から候補を絞り込む中で、先生ご自身が物件を内見する機会が何度かあるでしょう。その時に注意しておくべきチェックポイントはいくつもあります。

インサイトの物件紹介では、診療圏や動線、人間の行動原理などをベースに分析した集患に優れた立地の物件を選定し、ご紹介しています。開業立地の選定方法については「歯科医院におススメの開業立地の選び方」で詳しく紹介しているのでご参考下さい。

今回は、歯科医院の開業候補物件の内見を行った際に見ておくべき、建物のチェックポイントをご紹介します。

内見ポイント①視認性の良い物件を選ぶ

人は道を通り過ぎる時、店を見かけると「業種は何か・開いているかどうか・入りやすいか」という情報を一瞬で判断しています。その時間の短さは、徒歩でおよそ7秒、車だと3秒ほどと言われています。

いわゆるパッと見の第一印象と言われる類のものですが、歯科医院を認知し来院してもらうためには、まず視認性を確保し、入りやすい歯科医院がそこにあると一瞬で認識してもらうことが重要になります。人の視認性に訴えかけるには、そのための間口が確保されているかどうかが大切です。

間口とは土地や家屋の正面の幅のことを言いますが、この幅は徒歩診療圏で5m、車診療圏で15mは最低限必要になるので、内見のチェックポイントとして覚えておきましょう。

視認性と間口については別記事で詳しく紹介しています。

内見ポイント②患者さんの入りやすさを意識しよう!

建物の構造によっては、患者さんが「中に入りにくい」と感じてしまう要因があります。

たとえば、ビルの2階に歯科医院があるとしたら、その場所に辿りつくためには、ビルの入口を通り、エレベーターに乗り、医院の入り口にたどり着く、という最低でも3つの関門が必要です。

そして、この3つの関門そのものが、患者さんが入りにくいと感じてしまう要因につながります。

また、この入りやすさは階数も同様です。患者さんは、上の階数になればなるほど、入りにくく感じてしまうため、開業するには1階の物件が断然オススメです。

内見ポイント③視界性が確保されているかチェック!

歯科医院の効果的な看板の出し方と注意点」でも触れていますが、そこに歯科医院があるというメッセージをしっかりと訴えかけるには、周りにあふれる他の看板や景色に溶け込まないように意識する必要があります。

実はこれは看板だけでなく建物にも言えることで、建物自体の視認性が優れているかどうかも集患では重要なポイントになります。

<物件の周囲で視界を妨げるものの例>

  • 街路樹(特に、葉の生い茂り方は季節ごとに違うので要注意)
  • 駐車車両
  • セットバック(道路に面した住宅の道路からの後退幅のこと)
  • 道路標識
  • ほか、お店の看板など

建物の周りではこのようなものが視認性を阻害することがあるので、開業候補の物件周囲に視界を妨げるものがないかどうか、よく注意しましょう。

内見ポイント④建物の外観や状況をチェック!

物件の内見というと、建物の中だけをイメージしがちですが、外観もしっかり確認をされてください。

<避けた方が良い建物の外観の例>

  • 冷たい感じの外観
  • 老朽化を感じる外観
  • 安全性を感じない外観
  • 内部が丸見えの外観

業種によりポイントも変わりますが、歯科としてはこのような外観の建物は歯科開業では避けた方が無難でしょう。プライバシーや診療の安全が保たれ、人に安らぎを与えるような心地いい場所の方が、落ち着いて診療を受けれそうという印象を患者さんに持ってもらえるでしょう。

同じく患者さんの視点で考えると、交通手段の利便性を考える必要も出てきます。診療圏の特性によっては、駐車場や駐輪場もチェックしておきましょう。

ほかには、医院の管理者として避難やセキュリティーという面からも建物の安全性に責任を持たなければなりませんし、そのための間取についても考慮しておかなければなりません。

間取は内装設計にも関わるので、選定した建物が自分の求める歯科医院のあり方に適した間取であれば、余分な工事がなくなり費用効果につながる場合もあります。

簡単ではありますが、建物の内見時にチェックしておくべきポイントを紹介しました。

インサイトではこれらのチェックポイントをクリアした、歯科開業に適する物件の情報を定期的にWEBで公開しています。

今回のような建物のことを始め、歯科開業ですべきことを総合的に解説するセミナーもご用意しています。集患戦略や資金調達など、歯科開業に必須となる内容をお伝えしているので、簡潔に学びたい先生にはぴったりの内容です。

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