歯科開業ケーススタディ

女性の歯科医院開業!女性歯科医師の体験談

女性の歯科医院開業!女性歯科医師の体験談
この記事は約6分で読めます。

今回は、女性歯科医師でご開業を意識されている方が増えている中、インサイトで既にご開業された女性の歯科医師の方から体験談として、開業で大変だった事と良かった事、女性開業ならではのメリットをお伺いしました。

増える女性歯科医師と開業の推移

女性歯科医師の推移が増えてきています。歯科医師の比率などについては、下記で詳しく紹介しています。

歯科医師の比率と同様に女性の歯科医院開業も増えていき、ますます活躍される方が増えていくでしょう。インサイトで開催している「歯科開業セミナー」でも、ご開業を意識されている多くの歯科医師の方にご参加頂いています。

そのご参加の内訳の推移からも、ご開業を意識されている女性歯科医師が年々増えていることがうかがい知れます。

女性歯科医師の開業セミナー参加内訳推移

今回は、女性歯科医師でご開業を意識されている方が増えている中、インサイトで既にご開業された女性の歯科医師の方から体験談として、開業で大変だった事と良かった事、女性開業ならではのメリットをお伺いしました。

女性歯科医師の開業体験談

それでは早速、伺った体験談を紹介していきます。

A先生:歯科医は女性の方が適している。できるだけ早めに開業すべき!

A先生
A先生

開業で大変だったこと・苦労点

【開業準備前】
開業にあたり自己資金としてある程度の貯えはあったものの、5000万近い資金を無担保で調達せねばならず、一時は開業をあきらめようかとも思いましたが、インサイトさんのご指導、ご協力により準備する事ができた事は今でも大変感謝しております。

【開業準備中】
5月位のインサイトさんの開業セミナーに参加させて頂き、11月には開業という超スピーディなスケジュールだったので、(もちろん仕事もフルでしてましたので)かなり大変だったと記憶してます。はっきり言って体力勝負です。開業するならもっと若いうちに計画的に行うべきだと思いました。

【開業後】
おかげ様で開業後には特に問題もなく順調に推移しております。大変なのは人の確保です。特に衛生士を雇用するのは大変です。歯科大などが近くになければ、勤務医の雇用も難しいです。できるだけ長く勤務して頂ける様に日々考え、コミュニケーションをとる努力が必要です。

A先生
A先生

開業して良かった事、女性ならではのメリット

自分で行った仕事が歩合何%とかではなく100%入ってくる訳ですから、それは当然うれしいです。しかし、開業すればDrは自分一人なので、どんな症例に直面しても自分で解決しなくてはならない厳しさもあります。

女性ならではのメリットとしては、お子さんに好かれる事でしょうか。お子さんの心をとらえれば、そのご家族、お友達と紹介の輪が拡がって行きます。

逆に女性としてのデメリットは私はないと思います。だいたい歯科医は絶対女性の方が適していると思います。ですから開業に躊躇(ちゅうちょ)されてる女医さんがいらっしゃったら、私はできるだけ若いうちに開業すべきだと断言します。

私事で恐縮ですが、開業したおかげで今の主人と知り合いました。まったくインサイトさんには公私共にお世話になりっぱなしです。

B先生:スタッフの対応が大変だけど、夫の協力もあり外的トラブルは軽減

B先生
B先生

開業で大変だったこと・苦労点

【開業準備中】
スタッフの確保・教育が基本的には大変でした。最も労力を使ったのは、経営への口出しが目立つスタッフの対応です。採用したスタッフの中に労務対応に難しい注文をつける方がいた為、対応には労力を要しました。そのスタッフの夫や本人以外の人がでてきて対応に困った事もありました。

【開業後】
・スタッフの教育
・収納が少なかった。物の置く場所がない。

B先生
B先生

開業して良かった事、女性ならではのメリット

小児(~中学)対象の医院で、「女医だと優しそう」というイメージがあるようです。同敷地内に主人のお店があり、医院の様子を見に割と頻繁に出入りしてくれます。「男性の姿がたまにあるだけでトラブルが少なくなるのよ」と他院の女性院長から言われた事があります。

実感はありませんけど、患者・保護者トラブルはほとんど無いですよ。

C先生:女性院長ならではの癒しの雰囲気作りがしやすい

C先生
C先生

開業で大変だったこと・苦労点

【開業準備前~準備中】
勤務医をしながら準備だったので、休みがない。

【開業後】
・開業後に妊娠・出産したので、体調が悪くても休めない。
・女性の職場だけにスタッフの気持ちをくみとるのが大変。慕われもするが、なめられるケースもある。

C先生
C先生

開業して良かった事、女性ならではのメリット

開業後に出産したので、すぐに仕事復帰ができたこと(産後1週間)

今まで自費でまかなっていた備品などの購入に、経費が使えるようになった。

地域密着になるので、子供の学校での親のつきあいなどがスムーズになる。仕事の大変さを理解して頂けるので、無理に役員などをおしつけられない。

院長が女性というだけで、集患になると思う。威圧的に怒られたり、歯科医院自体が怖いという方が多いので、癒しの雰囲気作りはしやすい。

開業の環境もそれぞれ異なりますので、実に色々な意見を頂けました。

しかし、どの方もスタッフの対応に苦心されたという点が特徴的でした。細やかな気配りができる女性だからこそ、返って医院を経営する上での人間関係などが大きな悩みの種になるのかもしれません。

A先生の言う通り「開業したらDrは自分一人」なので、このような事態にも自分が立ち向かわなければならず、事業主としての責任を果たす為に重い負荷がかかっている事が分かりますね。それと同時に、女性としての優しさや高いコミュニケーション能力が、集患や周囲の助けに繋がっているという点もとても印象的でした。

ご協力頂いた先生方には、貴重なご意見を頂きましてありがとうございました。

女性・男性の別を無くしても、歯科開業という事業を起こすのはとても大変な事です。

スタッフの確保・育成の他にも、立地や物件、資金調達、集患と考える事は山積みです。勤務を続けながら準備をするのであれば、なおさら時間はいくらあっても足りません。

そんな少ない時間をなるべく有効に使って頂く為に、当社では歯科開業セミナーをご用意しています。開業の流れと抑えるべきポイントを1日で効率よく取得できるので、開業をお考えの女性の先生にも多くご参加頂いています。

内容の詳細とお申込みについては、詳細ページよりご確認下さい。

また、開業に関するご不安や不明点など、お気軽にご相談ください。

体験談やケーススタディに関連したコンテンツ

タイトルとURLをコピーしました